2017年1月1日日曜日

東京大賞典

 2016年を締めくくるレースと言えばもちろん東京大賞典でしょう(笑)。アポロケンタッキーはGI挑戦2戦目に念願の初タイトル獲得おめでとうございました。競った2着にアウォーディーが入っていることを考えれば、ダート界が一気に世代交代とはいかないでしょうが、勢力図は変わっていきそうですね。
 競馬の世界において、芝のレースでは2400mをクラシックディスタンスという言葉が使われることがありますが、ダートでは格式も賞金も高いブリーダーズカップ・クラシックとドバイワールドカップが2000m(正確にはBCクラシックは1と1/4マイルで約2012m。またアメリカ三冠レースのうち、ケンタッキーダービーが1と1/4マイル、プリークネスステークスが1と3/16マイルで約1900m)で争われているので、この距離をチャンピオン(シップ)ディスタンスという風に言われることがあります。
 そして、この東京大賞典はその2000mで覇を争います。中央競馬で開催されているダートGIのレースは1600mのフェブラリーステークスと1800mのチャンピオンズカップのみ。そのうえ距離2000mのダートレースを開催できる競馬場は阪神だけしかないという状態で、しかもスタート位置は芝なので純粋なダートレースと言い難いのです(このためチャンピオンズカップの前身となる阪神で行われていたジャパンカップダートも1800mだったのでしょう)。その点、大井の2000mはスタート直後に長い直線があり枠順の内外による有利不利はないですし、チャンピオンを決めるにはもってこいの舞台のはず。中央競馬で2000mのレースができない以上、有馬記念とともに1年を締めくくるレースとして競馬界そろって盛り上げる方策が欲しいですね。

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