2017年3月15日水曜日

追い詰められた(?)侍ジャパン

 今日、3月15日イスラエル戦に勝てば1次ラウンドから6戦全勝で文句なしに決勝ラウンドに進出が決定します。ただし、今日イスラエルに負けてしまうと、(既にキューバ戦に勝っている)オランダ、イスラエル、日本が2勝1敗で3カ国が並ぶことに。こうなるとあの(笑)失点率が関係してくるわけですが、日本は延長戦にならずに5点以上とられて敗戦となると翌16日に再びイスラエルとプレーオフを戦わなくてはなりません。
 こうなった時に問題となるのが、投球制限のあるWBCルール(※1)のせいで15日と16日に投球出来るピッチャーに大きな制約が出来てしまっている点です。今日15日のイスラエル戦は先発として発表させれた千賀滉大ほかに2次ラウンド登板のない藤浪晋太郎、武田翔太、岡田俊哉とオランダ戦で49球で降板している石川歩、昨日のキューバ戦で投げていない則本昂大と宮西尚生だけしか投げられません(もしも考えれば武田は明日16日の先発としてとっておかなければならないはず)。継投策としては岡田、宮西を挟みつつ、ロングリリーフという形で今日のイスラエル戦は戦わなくてはなりません。そのために今日投球するピッチャーたちを50球未満に制限して明日に備えることも厳しい状況があるはずで、監督にとっても難しい判断になりそうです(プレーオフの場合、キューバ戦で投げたリリーフ陣5投手は50球を超えていないので登板OK)。
 この点、イスラエルは出場チーム最多となる16人のピッチャーが登録されていることもあって、登板のやり繰りは楽になりそうです。まぁ、日本が5回までに15点以上差をつけてコールド勝ちすれば、中継するテレビ局以外は問題ないんですが(笑)

※1 ピッチャーは1試合につき1次ラウンドは65球、2次ラウンドは80球、決勝ラウンドは95球を超えて投げられない(ただし、打者の打席中に制限に達した場合はその打席までで投球OK)。さらに、1試合で50球以上投げた場合は次の登板まで中4日を、1試合で30球以上または2試合連続で投げた場合は、次の登板まで中1日をあけなければならない。

2017年3月7日火曜日

サンウルブズのスタートダッシュは……

 ここまで2戦を終えて連敗スタートとなったサンウルブズ。チーム招集が遅かったために連携に問題があるかもと心配されていましたが、ディフェンス面でその心配が現実のモノとなってしまいました。相手バックスに展開されたときに、ディフェンス側が上がるスピードで対抗すると裏をつかれ、組織的に「面」で対抗すると個々のスピードとパワーで圧倒されてしまうことやオフロードパスなどで数的な優位を作られてしまう場面が多かったです。
 個々の強さがさらに必要なのはもちろんですが、チームとしてはブレイクダウンで相手の球出しに人数や時間を掛けさせることでサンウルブズの人数が多いところで相手にプレーをさせることが必要だと思います。一発で大きくゲインラインを切られなければ、面白いゲームになるはずです。攻撃に関しては相手チームの分析が上手くなされているようで、(第1戦、第2戦では時間限定ながら)見事にデザインされたプレーでスタンドを沸かすケースも見られましたから。
 毎週続くゲームに長い遠征の移動距離と大変な点は多いですが、秩父宮に帰ってくるときには更なる逞しいチームになって戻ってきて欲しいものです。