2017年1月9日月曜日

帝京大学8連覇

 1月9日に行われた全国大学ラグビーフットボール大学選手権で帝京大学は東海大学を33対26で下して大会連覇の数字を7から8へと伸ばしました。ゲーム開始早々から激しいプレーの応酬でしたが、素早い上がりと激しいタックルで帝京大のオープン攻撃を封じて、得意とするフォワード戦で圧倒するというゲームプランが30分すぎくらいまでは機能していました。特にフォーワードでのプレッシャーは帝京大に後半フィットネスでのディスアドバンテージとなりそうな予感をゲームを観ていた多くの方が感じたと思います。
 しかし、細かいミスや帝京大のスタンドオフ(フライハーフ)松田選手の視野の広さが前半の後半に発揮されて反撃の呼び水となり、14対14の同点で折り返すことになりました。過去、2回決勝戦でこのカードがありましたが今回も含めて3回全て同点での折り返しという実力が拮抗している両校と言えそうです。
 後半、いきなりインターセプトでゲームが動きましたが、心配された帝京大のフィットネスが破綻することはなく、激しい肉弾戦がグラウンド全てで繰り広げられた最後まで優勝の行方がわからない素晴らしい試合だったと思います。結果的には微妙な判定が勝敗を分けてしまうことなりましたが、大学のトップがこうした高いレベルで戦っていたことや今シーズンの大学選手権では関西勢の復調も感じられましたし、日本のラグビー界もこの先もかなり期待できるんじゃないでしょうか。
 帝京大であっても日本選手権ではかなり厳しい戦いになるとは思いますが、いい試合を期待したいです。

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