2017年1月7日土曜日

全国高等学校ラグビーフットボール大会決勝

 東福岡は前半、自陣からでもバックスに積極的に回して攻撃してましたが、ゲインを大きく切れませんでした。東海大仰星もブレイクダウンでミスが多くてターンオーバーが多く前半はロースコアリングゲームの展開に。後半、東福岡はオープン攻撃にリターンパスやアングルを変えるランを織り交ぜることで東海大仰星のディフェンスが上手くドリフトしていたところの逆を付くようにトライを奪いました。一方、東海大仰星も前半からの修正が利いたのか、ブレイクダウンでのミスがなくなってきたことで攻撃のリズムが生まれてきて、フェイズを重ねていくとミスマッチも生まれてトライを重ねていき、一時は14-14の同点までいきました。
 そこから流れを押し返しすことができた東福岡にはここまでの接戦の経験が活きたのかも。このあと2トライを奪い返した東福岡が東海大仰星の反撃を1トライに抑えて東福岡が高校三冠をついに達成しました。東海大仰星としては自分たちの形であるモールに拘りたかったのかもしれないですが、結果的にはラックサイドで勝負するなりオープンに回した方が勝機があったかもしれません。それとベンチは積極的に選手交代のカードを切るべきだったと思います。接戦だったし後半3トライ奪っていて難しい判断だったかもしれませんが。
 勝負は2つのアンストラクチャーからトライが勝負を分けたと思うので、東福岡の個々の持っている能力とラグビーの理解度の高さが少し上回っていたのかなと思いました。日本開催のラグビーワールドカップ、東京オリンピックといったビッグイベント以降を支えることになる両校の選手(だけではないですが)の健闘に大いなる拍手を贈りたいです。

 試合とは直接関係ないですが、東京ではほぼ同時刻に地上波で高校サッカーの準決勝と高校ラグビーの決勝が放送されてました。日テレが高校サッカー、TBS(系)で高校ラグビーを放送してましたが、高校ラグビーはKOBELCOスポーツスペシャルと銘打って放送してましたが、試合途中にCMを入れるのはKOBELCOにとっていいイメージにはつながらないと思いますけどね。
 

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