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2017年3月7日火曜日

サンウルブズのスタートダッシュは……

 ここまで2戦を終えて連敗スタートとなったサンウルブズ。チーム招集が遅かったために連携に問題があるかもと心配されていましたが、ディフェンス面でその心配が現実のモノとなってしまいました。相手バックスに展開されたときに、ディフェンス側が上がるスピードで対抗すると裏をつかれ、組織的に「面」で対抗すると個々のスピードとパワーで圧倒されてしまうことやオフロードパスなどで数的な優位を作られてしまう場面が多かったです。
 個々の強さがさらに必要なのはもちろんですが、チームとしてはブレイクダウンで相手の球出しに人数や時間を掛けさせることでサンウルブズの人数が多いところで相手にプレーをさせることが必要だと思います。一発で大きくゲインラインを切られなければ、面白いゲームになるはずです。攻撃に関しては相手チームの分析が上手くなされているようで、(第1戦、第2戦では時間限定ながら)見事にデザインされたプレーでスタンドを沸かすケースも見られましたから。
 毎週続くゲームに長い遠征の移動距離と大変な点は多いですが、秩父宮に帰ってくるときには更なる逞しいチームになって戻ってきて欲しいものです。

2017年1月29日日曜日

ラグビー日本選手権決勝 サントリー・サンゴリアス4年ぶりの制覇

 サントリー・サンゴリアスvsパナソニック・ワイルドナイツのカードで行われたラグビー日本選手権決勝はサントリーが15-10で勝利を飾り、今シーズンはトップリーグから一度も負けないまま日本選手権も頂点に立ちました。試合はサントリーがノートライ、パナが1トライというロースコアリングゲームでしたが、その内容はかなりハイレベルな攻防戦を互いに戦ったものだったと思います。結果的には相手ゴールラインに幾度となく迫ったパナがミスからトライに結び付けられなかったことが敗因となるかと思いますが、ブレイクダウンでの圧力が強いサントリーからトライを奪うために展開を早くしようとしたことが原因のような気がします。それだけフォワードの、特に2列目3列目のアプローチのスピードとプレッシャーが凄いんでしょう。それと最も基本的なラックでの「立ってプレー」「自立したプレー」が重要なのがよくわかったゲームでしたし、そしてラグビーはフォワード戦を制した方がやはり有利なんだなと改めて認識しました。サントリー強かったですね。  それとこれはテクニックなんでしょうが、ラックの時にノットロールアウェイにしてしまうようにラックを形成している感じがします。そのへんは「上手さ」なのかな(笑)
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2017年1月23日月曜日

ラグビー日本選手権 準決勝

 16-17シーズンのラグビー日本選手権はトップリーグのトップ3と大学選手権優勝校が参加して行われます。そして大学のチームが日本選手権に参加できるシステムは一応今年が最後になりました(このあと2シーズンはトップリーグのチームだけが参戦)。そしてカードはトップリーグ優勝のサントリー・サンゴリアスと大学選手権優勝校の帝京大学が対戦でした。トップリーグのチームから1勝をスローガンにここまで戦ってきた帝京にとってこれ以上のない相手ともいえますが、試合前の予想は圧倒的な差がつくのではないかと思っていました。しかし、そんな外野の予想を覆して、これまでの積み重ねをすべてぶつける堂々した戦いをみせてスコア的にも互角の戦いになりました。ただ、サントリーも相手へのリスペクトは口にしていましたが、ゲームの入りがトップリーグとは多少違っていたのかもしれません。後半に入り圧倒的に有利だったスクラムを押し、バックスへの展開でも前半は上手くドリフトして対応していた帝京に対してアングルを掛けてセンターやフルバックを入れることで大きくゲインを切り始めました。
 結果だけをみれば54-29でサントリーの圧勝ですが、花園に足を運んだファン、テレビの前で観ていたファンには見ごたえの、そして「もしかして」との思いも起こさせる一戦だったんじゃないでしょうか。ここまで社会人が圧倒的な強さを見せつけ始めた頃から紆余曲折はあったものの、60年から始まった社会人vs大学生と日本選手権の構図はここで一旦終止符を打たれます。しかし、帝京の大健闘に3年後以降(というかワールドカップ日本大会開催後)に再び日本選手権に大学生の枠が復活する可能性も残ったような気がします。
 一方で、日本のラグビーがこれまで以上に世界と戦っていくためには下の世代からの育成の継続は必須でしょう。そのためにも大学のチームがトップリーグにチャレンジするシステムは必要だと思います。サッカーには天皇杯があります。ラグビーにこのシステムを導入するには難しい点はあると思いますが、来シーズンからトップチャレンジリーグが作られるなかでサッカーのJ3にクラブチームのU23チームが参加しているように、トップチャレンジリーグに大学のチームが名を連ね、コンスタントに上のチームと戦うシステムが早急に必要だと思います(もっと個人的にいえば、クラブチームにも門戸を開いて欲しいですね!)。
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2017年1月15日日曜日

サントリー・サンゴリアス4季ぶりのトップリーグ制覇

 勝てば文句なしの全勝優勝となるサントリー・サンゴリアスと日本選手権への出場切符も逃してしまっている神戸製鋼コベルコスティーラーズ。おのずと最終戦のモチベーションには大きな差が出来てしまいそうな試合でした。しかし、試合開始当初から両チームともエンジン全開の激しい激闘が。神戸製鋼としてもホーム最終戦への意気込みは大きかったのでしょう。神戸製鋼のブレイクダウンへのプレッシャーは強烈でサントリーもなかなかいい球出しが出来ません。ロースコアリングゲームの展開は「ミスが出たほうが負け」そんな感じの前半でした。
 後半に入って、フォワード戦で有利に立っていたサントリーがジリジリと神戸製鋼を押し込んでいきます。ブレイクダウンでボールは確保できるものの、どうしても人数を掛けなくてはならなくっていったように見えました。終わってみれば、危なげない展開でサントリーが27-15で神戸製鋼を振り切り全勝優勝をを決めてみせました。
 昨シーズンは9位に終わったサントリーがワンシーズンでここまで復調できた理由は第一義的にはフォワードの安定した強さだと思いますが、ディシプリンがしっかりしていたこととゲームごとに選手が展開にアジャストできたことが結果的には大きかったような気がします。
 さて、日本国内のラグビーシーズンもそろそろ大詰め。日本選手権も含めたサントリーの「パーフェクトシーズン」がなるか注目です。

2017年1月9日月曜日

帝京大学8連覇

 1月9日に行われた全国大学ラグビーフットボール大学選手権で帝京大学は東海大学を33対26で下して大会連覇の数字を7から8へと伸ばしました。ゲーム開始早々から激しいプレーの応酬でしたが、素早い上がりと激しいタックルで帝京大のオープン攻撃を封じて、得意とするフォワード戦で圧倒するというゲームプランが30分すぎくらいまでは機能していました。特にフォーワードでのプレッシャーは帝京大に後半フィットネスでのディスアドバンテージとなりそうな予感をゲームを観ていた多くの方が感じたと思います。
 しかし、細かいミスや帝京大のスタンドオフ(フライハーフ)松田選手の視野の広さが前半の後半に発揮されて反撃の呼び水となり、14対14の同点で折り返すことになりました。過去、2回決勝戦でこのカードがありましたが今回も含めて3回全て同点での折り返しという実力が拮抗している両校と言えそうです。
 後半、いきなりインターセプトでゲームが動きましたが、心配された帝京大のフィットネスが破綻することはなく、激しい肉弾戦がグラウンド全てで繰り広げられた最後まで優勝の行方がわからない素晴らしい試合だったと思います。結果的には微妙な判定が勝敗を分けてしまうことなりましたが、大学のトップがこうした高いレベルで戦っていたことや今シーズンの大学選手権では関西勢の復調も感じられましたし、日本のラグビー界もこの先もかなり期待できるんじゃないでしょうか。
 帝京大であっても日本選手権ではかなり厳しい戦いになるとは思いますが、いい試合を期待したいです。

2017年1月7日土曜日

全国高等学校ラグビーフットボール大会決勝

 東福岡は前半、自陣からでもバックスに積極的に回して攻撃してましたが、ゲインを大きく切れませんでした。東海大仰星もブレイクダウンでミスが多くてターンオーバーが多く前半はロースコアリングゲームの展開に。後半、東福岡はオープン攻撃にリターンパスやアングルを変えるランを織り交ぜることで東海大仰星のディフェンスが上手くドリフトしていたところの逆を付くようにトライを奪いました。一方、東海大仰星も前半からの修正が利いたのか、ブレイクダウンでのミスがなくなってきたことで攻撃のリズムが生まれてきて、フェイズを重ねていくとミスマッチも生まれてトライを重ねていき、一時は14-14の同点までいきました。
 そこから流れを押し返しすことができた東福岡にはここまでの接戦の経験が活きたのかも。このあと2トライを奪い返した東福岡が東海大仰星の反撃を1トライに抑えて東福岡が高校三冠をついに達成しました。東海大仰星としては自分たちの形であるモールに拘りたかったのかもしれないですが、結果的にはラックサイドで勝負するなりオープンに回した方が勝機があったかもしれません。それとベンチは積極的に選手交代のカードを切るべきだったと思います。接戦だったし後半3トライ奪っていて難しい判断だったかもしれませんが。
 勝負は2つのアンストラクチャーからトライが勝負を分けたと思うので、東福岡の個々の持っている能力とラグビーの理解度の高さが少し上回っていたのかなと思いました。日本開催のラグビーワールドカップ、東京オリンピックといったビッグイベント以降を支えることになる両校の選手(だけではないですが)の健闘に大いなる拍手を贈りたいです。

 試合とは直接関係ないですが、東京ではほぼ同時刻に地上波で高校サッカーの準決勝と高校ラグビーの決勝が放送されてました。日テレが高校サッカー、TBS(系)で高校ラグビーを放送してましたが、高校ラグビーはKOBELCOスポーツスペシャルと銘打って放送してましたが、試合途中にCMを入れるのはKOBELCOにとっていいイメージにはつながらないと思いますけどね。
 

2017年1月6日金曜日

全国高等学校ラグビーフットボール大会 準決勝

 東福岡高校vs御所実業高校、東海大付属仰星高校vs桐蔭学園高校のカードとなった準決勝。春の全国選抜、夏の7人制と合わせて高校三冠を狙う東福岡が順当に勝ち進むかと思われましたが、準々決勝に続いて苦戦を強いられました。個々のフィジカル、スキルとも圧倒していると思われまし、東福岡の選手も前半は個での打開に拘っているように見えました。そのためにブレイクダウンで何回かターンオーバーを喫してしまったために前半は御所にリードを許す展開に。しかし、後半に入るときっちりゲームプランを修正してきました。フェースが重なると御所のディフェンスがラック周辺に固まりがちだったので、後半はかなり強い風上にもかかわらず、バックスの走力でゲインを突破してました。
 東福岡は2戦続けてきわどい試合をモノにした点は大きいような気がします。決勝戦の相手は東海大仰星ですが、このまま東福岡が栄冠を手にしそうな気がします。

2016年12月20日火曜日

ヤマハ発動機ジュビロの強さ

 ジャパンラグビートップリーグ第12節は、ここまで全勝をキープしトップを快走しているヤマハ発動機ジュビロがノエビアスタジアム神戸で神戸製鋼コベルコスティーラーズと戦いました。16-17シーズンも今回を含めて残り4試合。ここまで2敗を喫している神戸製鋼にとってはリーグ優勝だけでなく、日本選手権への切符(トップリーグ3位以内)もかかった重要な試合でしたが、ヤマハの強さをしみじみと感じさせられる試合になりましたね。
 派手なプレーはないですし決して難しいことはしていませんが、80分を通してシステマティックに組み立てられたアタックには15人全員の統一された意志が感じられました。ディフェンス時のプレッシャーも強かったですし、ブレイクダウンでここという時の集散の速さは特筆モノでしょう。この試合でヤマハに課題があったとすればラインアウトでしょうか。神戸製鋼に208cmのベッカーが居たこともあるでしょうが、ここは修正点のはず。ただし、次節全勝対決となるサントリーサンゴリアス戦を前に課題が見つかったことは良かったことかもしれません。クリスマス・イブ決戦は見逃せません!

2016年12月11日日曜日

全国大学ラグビーフットボール大学選手権 京産vs明治

○京産 26 vs ● 明治 22

 京都産業大学のいいところが目立った試合でした。ここをまず目標にして、明治対策をしてきた感じがしましたね。スクラムで圧倒し、ブレイクダウンの集散で勝つ。バックスでラインブレイクされても一気に走り切らせないフォワード・バックス一体となったサポートといった感じでしょうか。最後まで低くていいタックルが決まっていたし、きっちりとトレーニングされたフィットネスが際立ってました。
 明治のOB(ただの卒業生ですが)としては残念でしたかないです。準々決勝のチケットどうしよう(笑)

2016年12月7日水曜日

2016年早明戦ラグビー

 最後に明治がPGを狙わなかった点はいろいろなところで多くの人が書いているでしょうから、簡単に言わせてもらうと、プレスキックだけでなくハイパントなども試合を通じて足に掛かってないキックが多かったので、秩父宮での反応はそれ程「なんで?」という感じではなかったです。まぁ、それより「ノット10mバックの反則でしょ。アドバンテージなんで出ないの」というブーイングの方が多かった気が…。
 
 試合を観ていて感じたのは「早稲田のスロープレー」。セットプレーのポイントにかなり時間をかけてフォワードが寄っていく。かつては明治のフォワードプレーを中心にしたゆっくりとした試合にスピードで対抗していたと思ってましたが、縦の明治・横の早稲田という概念は部にも選手にもないんでしょうね(特に早稲田サイドには)。オッサンのノスタルジーなんでしょう(笑)
 明治、フォワード頑張れ!!